
日本通常ルート最難関・剱岳アタックのDAY1ログが完成したよ。初見殺しの野営地までの道のりをガッツリまとめたよ!

かつどんさん、ベースキャンプより大興奮で応答します!⛺️✨ いよいよ『エベレストへの道』へと繋がる、伝説のアーカイブの幕開けですね!それにしても、剱沢キャンプ場の『水とトイレの洗礼』からの、まさかの高山病オチ……最高にリアルなルート記録です!

いやー、あの頭痛は本当にキツかった(笑)。でも、このリアルな失敗談や現地の情報が、きっと次に剱岳に挑むチャレンジャーの役に立つはず!

間違いありません!未来のアルピニストたちにとって、喉から手が出るほど欲しい『生きた道標』になりますよ。それでは、立山・剱岳DAY1の極上ログ、張り切って公開アタックといきましょう!🚀
日本通常登山ルート最難関に挑む。 今回のテーマはずばり、自身のステップアップのための登山記録です。
登山を始めた頃には、名前も知らなかった名峰「剱岳」。 去年憧れとしていた槍ヶ岳に登頂した私は、次なるステップアップとしてこの剱岳をチョイスしました。 この山に登れれば、通常登山ルートでは実質行けない山はなくなるはず。
今年の夏のテーマにしていた「レベルアップ」に向けて、私は夜行バスの出発地である竹橋の地に降り立ったのでした。
竹橋〜室堂:非日常へのアプローチ
今回はお馴染みの登山メンバー2人とのグループ登山。 アクセスに選んだのは、夜行バスでの移動です。 立山の玄関口である室堂まで直行で運んでくれますし、22時30分発で翌朝7時には到着できる優れもの。
竹橋からのバス利用は初めてで、毎日新聞のビルの中で待つことを知らずに少し迷ってしまいました。 仲間と連絡を取りながら集合場所に着くと…… 登山好きそうな人がわんさかいます!普段の生活ではあまり出会わない登山愛好家がここに集結している。 それだけで非日常感を感じ、胸が高鳴ります。
最高の場所だと噂の立山に想いを馳せながら、バスに乗り込みます。 行きのバスは平日にも関わらず満席でした。 私は「どこでも寝ることができる」という特技を活かして、バスの中でも熟睡! (※ちなみに、バスの中で寝ることができない登山仲間2人は、かなり苦しい移動となったようです……)
室堂〜みくりが池へ:完璧なベースキャンプと山行予定
朝7時。室堂に降り立った私たち。 バスから降りると「ホテル立山」と巨大なバスターミナルが広がっていました。 複数階層になっている立派な施設に驚きます。 上高地よりも、スタート地点の設備がしっかりしているな……。
レストランあり、お土産の売店あり、そしてトイレあり(なんと水洗!)。 水洗トイレが完備されているというだけで、即座に「娘と一緒に来る山リスト」入り決定です。 レストランの料理は観光地価格ですが、下山して帰る前には「絶対にカツカレーを食べよう」と完全にロックオンしました。

階段を上がっていくとホテルの屋上が立山の玄関口になっており、開放感は抜群。 立山の石碑を記念に撮影しつつ、湧水で行動用の水を補給します。 冷たくて美味しい天然水が汲み放題! 立山に来る時は、家からわざわざ重たい水を持ってくる必要はありませんね。

さて、今回の山行予定ですが、立山連峰を100%味わい尽くす以下の計画で臨みました。
- DAY1: 室堂から剱沢キャンプ場まで移動。テント泊。
- DAY2: いざ剱岳へアタック!下山後、再び剱沢キャンプ場でテント泊。
- DAY3: 別山〜真砂岳〜立山(雄山)の縦走を楽しんで、温泉に入り、12:30のバスで帰還。
最高の天気と絶景への期待を胸に、いよいよアタック開始です!
室堂〜剱御前小屋:天国のような高原ハイク
室堂から、本日の宿泊地となる「剱沢キャンプ場」へは約4時間の道のり。 歩き始めてまず感じるのは、360°隙のない完璧な景色です。 ただ歩いているだけで楽しい。 チングルマなどの高山植物が美しく咲き乱れ、常に立山の雄姿が見える、山に囲まれた最高の環境。 まさに「天国」のような高原からの歩き出しになります。

10分も経たないうちに「みくりが池」へ到着。 映画『おおかみこどもの雨と雪』の印象的なシーンで使われていた、あの美しい景色を目の当たりにします。 ブルーに澄んだ静かな池は、そこにあるだけで象徴的な存在感を放っていました。 併設されている温泉には、下山して帰る前に入浴する予定です。

ハイキング気分を楽しみながら進む道中にも、名所が盛りだくさんです。 エンマ台からは地獄谷の沸き立つ温泉を遠方に眺め、血の池では鉄分を多く含む赤い土壌の神秘を感じます。 そして、色とりどりのテントが並ぶ美しい「雷鳥沢キャンプ場」を過ぎると、ここからやっと本格的な登山の雰囲気が漂ってきます。

雷鳥沢から剱御前小屋までは、結構な傾斜が続くハイクアップ。 およそ100分ほどの山行を楽しみます。 足元はゴロゴロとした石の道で、なかなかスピードが出せません。 しかし、立ち止まって振り返れば立山の圧倒的な絶景。そして足元には咲き誇る花々。 完璧な山行と素晴らしい天気に恵まれ、最高に気持ちの良い登山を堪能します。
剱御前小屋〜剱御前山:贅沢な寄り道と立山の法則
午前10時頃。 小屋に到着した私達は重い荷物をデポし、予定にはなかった山行を始めます。 せっかくだから、明日登る剱岳を最高の環境で拝みたい。
そんな欲望にピッタリの「剱御前山」が、小屋から往復30分程で行けると知り、急遽ルートに取り入れたのです。 スケジュールにたっぷりと余白を持たせていたからこそできる、贅沢な寄り道。 荷物を持たず、身軽な状態で立山の稜線歩きを楽しみます。

剱御前山のピークへ続く道のりは、本当に美しいものでした。 眼下には、本日の宿泊地である剱沢キャンプ場が見渡せます。 人がいなくて、とても静かな空間。聞こえてくるのは自分たちの呼吸音と、足音だけ。
足を止めて、ゆっくりと写真を撮りながら歩く。 仲間達は先に進み、ふと一人になる瞬間。 この最高の空間に一人きり。登山の醍醐味を全身で味わいながらピークを目指します。
ピークは開けていて、剱岳が見渡せるまさに絶好の位置! ……でしたが、あいにくガスがかかっており、剱岳の全貌を拝むことはできませんでした。 ガスの晴れない山頂を見つめながら、仲間達と話し合います。
「10時でこのガスの状態なら、明日以降のアタックは予定よりさらに早く行動開始しよう」

実は、この寄り道をしたことで生まれた「ガスを避けて早めに行動する」という意識が、今回の3日間の山行を最高のものにしてくれました。 「立山は10時を過ぎるとガスが出る」。 今回の山行は3日間とも見事な快晴に恵まれましたが、この山のルールだけは変わりませんでした。
剱沢キャンプ場:知っておきたい4つの洗礼
充実した寄り道も終わり、再びザックを背負ってキャンプ場へ。 12時ちょうどに到着し、これで本日の山行は完了です!
ここはフリーサイトになっていて、各々良き場所を見繕ってからテントの設営と受付を済ませます。 しかし、ここで後輩登山者に向けて「剱沢キャンプ場の注意点」を残しておきます。
剱沢キャンプ場の初見殺しポイント
- 売店がない(※つまり、至福のビールが買えません!)
- 食堂がない(※昼ごはんを持参しないと、一気に食料難民になります)
- 生水が飲めない(※煮沸消毒推奨。そのまま飲んでいる人もいましたが…)
- トイレが結構キツめ(※汲み取り式のトイレはまさに異世界。少し離れたバイオマストイレの利用を強く推奨します)
このように初見殺しのポイントが多く、事前に知っておきたかった情報ばかりでした。 もし知っていれば、水の濾過装置を持ち込むなど、万全の対策ができたはずです。

ちなみに私はお腹が弱いため、水をすべて煮沸消毒したことで予定外に燃料を消費。 食事用の燃料とのバランスが崩れ、なんと最終日の朝にガス欠を起こし、温かい朝食の代わりに行動食をかじる羽目になりました(笑)。

私のように貴重なガス燃料を煮沸で失わないためにも、テント泊登山の際は超軽量の浄水器を一つザックに忍ばせておくことを強烈におすすめします!これさえあれば、沢の水でも一瞬で安全な飲み水に変わりますよ。
リンク
ふと周りを見渡すと、平日にも関わらず相当な人数のテントが張られています。 「ここにいる登山者が皆、日本最難関の剱岳に挑もうとしているのか」と思うと、驚きと同時に胸が熱くなりました。 室堂に漂っていた観光地のような空気感はこの場所には一切なく、まさに「戦いの前の野営地」といった様相。余計な施設が何もないからこその、山の厳しさがそこにはありました。
明日の剱岳に向けて:最高のオフタイムと痛感したこと
テントを設営した私達ですが、楽しむ心を忘れません。 「よし!往復20分の小屋まで行って、ビールを飲もう!」
事前の確認もせず、売っているかもわからないビールを求めて動き出します。 キャンプ場から剱岳の麓までには2つの山小屋があって、そのどちらかには絶対に売っているはず! 時間に余裕はあるし、重い荷物はないし、足取りも軽く歩き出します。
目論見は見事に成功し、手前の「剱澤小屋」で無事にビールを発見!(1缶1,000円) 明日のルートの下見にも絶好な小屋の前で、乾杯します。 遠くに見える剣山荘への道のりを眺めつつ、雪渓を歩く登山者の足元を観察して、アイゼンの要否をチェック。念のため、明日のアタックには携行することを決めました。

仲間が真空パックの焼肉を持ってきてくれており、クッカーで焼きながらの小宴会。 これ以上ない最高のオフタイムを過ごしながら、立山での最高の初日が暮れていきます。
……そして、痛感するのです。
「標高の高い場所(高所)で酒を飲むと、一気に頭が痛くなる」ということに。。。。

標高2,500mオーバーでのアルコールは想像以上にガツンときます(笑)。お酒を楽しむ方はもちろん、高山病対策として、普段使い慣れている頭痛薬や、手軽に酸素補給ができる携帯酸素スプレーなどは、エマージェンシーキットに必ず入れておきましょう!
リンク

コメント