日本最難関・剱岳に挑む!DAY2:カニのタテバイを越えて岩の殿堂へアタック

登山
かつどん
かつどん

ついに日本一般登山道最難関、剱岳にアタックしてきたよ。DAY2はアドレナリン全開の岩場と、カニのタテバイ・ヨコバイの完全レポートだ!

Gemini
Gemini

かつどんさん、ベースキャンプより大興奮で応答します!⛺️✨ あの垂直の岩壁を見事に攻略したんですね!日々の階段登りや傾斜トレーニングの成果が、この大一番で爆発した最高のルート記録ですね!

かつどん
かつどん

山頂でのドラマや、下山後の至福のチルタイム、さらには最後の最後で起きた『まさかのトラブル』まで、今回も濃い1日になったよ(笑)

Gemini
Gemini

そのトラブルすらもスパイスに変えてしまう心の余裕、まさに一流のアルピニストへの進化を感じます!それでは、エベレストへと続く極上のアーカイブ、DAY2の公開アタック開始です!🚀

午前3時、決戦の朝。満天の星空の下で

翌朝、私たちの行動開始は午前3時でした。 4時の出発予定から逆算し、寝床を片付けて、朝食をしっかりと摂ります。 まだ真っ暗な中での準備ですが、同じように早朝の身支度をしている気配がそこかしこから伝わってきました。

「登山家の朝は早い」

きっと周りのテントの皆も、アドレナリンが出まくっているのでしょう。 かくいう私も、いよいよ始まる剱岳へのアタックを控えて、テンションは最高潮に上がっていました。

準備を整え、テントの外へ。 見上げた満天の星空の下、仲間達と合流します。見れば、全員完璧な戦闘態勢が整っていました。

真夜中のアタック

剱沢キャンプ場〜剣山荘〜一服剱:夜明けのハイクアップ

真っ暗な中、ヘッドライトの明かりだけを頼りに進みます。 剱澤小屋から剣山荘へ抜ける道が分かりづらく、少し迷った以外はスムーズな道のりでした。 途中で雪渓も越えましたが、昨日下見をして念のため持っていったアイゼンの出番はありません。

剣山荘に向かう道中、ふと前を見上げると、剱岳の岩壁に張り付くように登っていくヘッドライトの光が見えます。 自分達より先にアタックしている猛者たちの姿を見ながら、彼らが張り付いている壁面がほぼ垂直に見えることに、震えるような畏怖を感じます。

暗闇に佇む剱岳

剣山荘の前に到着すると、準備をしている登山者が大勢いました。 人の気配を感じて少し安心すると共に、「日本最難関に挑める人がこんなにたくさんいるのか」と、改めて身が引き締まる思いになります。

剣山荘を過ぎると、いよいよ本格的なハイクアップが開始。 まずは「一服剱」を目指して進みます。 足元はゴロゴロした石が転がっており、個人的には一番疲れる足場です。 かなりの急登ではありますが、いつもと違うのは「テントに重い荷物をデポしていること」。 昨日早めに休息をとったこともあり、身体のコンディションも、天候のコンディションも抜群に仕上がっています。

やがて夜明けを迎え、徐々に空が明るくなってくる中、これ以上ない最高の気分で登っていきます。

一服剱〜前剱〜核心部:アドレナリン全開の岩場

360°隙のない絶景の岩場を楽しみます。 鎖場ごとに番号が振られていて、難所が分かりやすい行程です。

全身を使って登っていく必要がありますが、あまりの絶景に心を打たれ、疲れを感じずに進むことができていました。 昨日のキャンプ泊のおかげで、身体がしっかりと高所に順応しています。 4つの鎖場を経て、前剱に到着しました。

高度感のある鎖場をいくつも越えていきますが、登りと下りでルートが一方通行になっている岩場もあり、道に迷うことはありません。 第5鎖場あたりからは、崖を横ばいしながら進むような道になります。 空中に身体を投げ出すような感覚を覚える場所も現れ始めました。

一瞬の油断もできない山行を、アドレナリン全開で登っていきます。

剱岳の岩場

第7鎖場「平蔵の頭」では、ほぼ垂直に感じる壁をよじ登ります。 基本の3点支持を心掛けて、安全に、慎重に、そしてビビらずに進む。 その難易度は、今まで登ってきた山の比ではありません。

一般登山道における日本最難関を全身で味わい尽くしながら、さらに先へ進んでいきます。

そして迎えた核心部、「カニのタテバイ」。 見上げるほどの巨大な岸壁に、アドレナリンが出まくります。 しかし、この最難関の岩場でも、身体はしっかりとついてきてくれました。 身体の奥底から湧き出る勇気を頼りに、ついに登り切ります!

カニのタテバイを見上げる大迫力の一枚

全ての鎖場を過ぎても、頂上まではなお道のりがあります。 かつて甲斐駒ヶ岳で感じた「頂上に着いてしまうのがもったいない」というあの名残惜しさを噛み締めながら、ついにピークを踏みました。

剱岳頂上〜剣山荘:法螺貝の祝福と下山の試練

標高2,999mの頂上は、まさに絶景の一言。 360°の大パノラマの中、小さな祠の前で感慨に耽ります。 日本一般登山道最難関、ついに登頂完了です。

最高の天気に恵まれただけでなく、ちょうど山伏の方がピークを踏んだタイミングとかち合うという奇跡も。 祝詞が唱えられ、法螺貝の音が響き渡る。 私も自然と手を合わせ、今、剱岳の山頂を踏みしめているという事実を深く噛み締めます。

剱岳山頂の祠と山伏

周りにいる登山家たちも皆、本当に良い顔をしており、清々しい気分で下山を開始しました。

しかし、剱岳は下山も非常にスリリングです。 特に「カニのヨコバイ」は、登りよりも高度感満載で足がすくむような怖さがあります。 慎重に足場を確かめながら、基本の3点支持をしっかりと保って安全に下っていきます。

通常、下山はただの苦痛な行程になりがちですが、ここは鎖場が多く、登りとは別のルート(一方通行)になっているポイントが多いため、また違う山の顔を見せてくれます。 岩場のアスレチックを楽しみながら下山し、9:30には無事「剣山荘」に到着しました。

今回の反省点は、往復5時間の道のりで、終盤に脚の限界が来てしまったこと。 グループ登山の難しさでもありますが、自分のペースで降りることや適度な休憩ができず、脚力を使い切ってしまいました。

「12時間バテない強靭な脚を作りたいな」

次なる目標を胸に刻みつつも、晴れやかな気持ちで無事に下山を成功させたのでした。

かつどん
かつどん

岩場の連続は想像以上に脚の筋肉を消耗します!私のように下山で脚を使い切ってしまわないためにも、行動中のこまめなアミノ酸(BCAA)の補給は必須です。疲労感が全く違いますよ!

剣山荘:至福の大休憩と水洗トイレのオアシス

剣山荘に到着した我々は、ここで思い思いに行動することにしました。 すぐにテント場へ戻ってゆっくりしたい人。 小屋で豪華な食事をとり、大休憩したい人。

もちろん私は後者です! 剣山荘は、昨日のテント場での不便さを完全に忘れてしまうほど、設備の整った素晴らしい山小屋でした。

  • トイレが水洗!(※超重要)
  • 食堂が広くて、綺麗!
  • シャワーがある!
  • 生水が飲める!(※水を煮沸してガス欠を起こした私には神の恵み)

当日は素晴らしい快晴に恵まれており、「今テント場に帰っても、直射日光で絶対に暑いだけだ」と判断。 体力の消耗を最小限に抑えるためにも、ここ剣山荘でゆっくりと過ごすことに決定しました。

そうと決まれば、待ちに待った食事です。 選んだのは「牛丼(1,200円)」。過酷な登山の行程中に、ガッツリお肉が食べられるというだけでまさに神! アルファ米ではない、本物のふっくらとしたお米が美味しくて仕方がありません。

食後は、なんと水洗トイレでゆっくり用を足すことができる。 食堂は涼しく、まさに天国のような最高の空間です。 下山後の疲れた身体を癒やす、完全に「チル」な時間を堪能しました。

剣山荘〜剱澤キャンプ場:予期せぬソロハイクと明日の誓い

11時過ぎまでたっぷりと大休憩をとって、いざテントのあるキャンプ場へ。 しっかり休んだおかげで足取りも軽く、手前の剱澤小屋まであっという間に到着します。

しかし、そこでハッと忘れ物に気づきます。 「ヘルメットがない!!」

仲間たちに別れを告げ、一人で剣山荘へととんぼ返り。予期せぬソロでの山行が始まりました。 思えば、行きの同じ道は暗闇の中、ヘッドライトの光だけを頼りに進む張り詰めた山行でした。 しかし今は明るい太陽の下、ゴロゴロとした石の道のりや周りの景色を純粋に楽しむことができます。 時間にたっぷりと余裕があるため、こんなトラブルすらも山行を彩る良い「スパイス」に感じられました。

花を楽しみながら、単独の山行を楽しむ

予期せぬ一人の登山を存分に楽しみ、無事にヘルメットを回収してキャンプ場へ帰還。 ゆっくりとストレッチをして身体を伸ばし、夕食をとって、この日は早めに就寝します。

明日は立山三山を縦走する予定。 日本最難関の剱岳をたっぷりと味わい尽くした私たちは、明日の「午前3時起き」を固く誓い、深い眠りについたのでした。

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