
ついに春の上高地〜涸沢カールの遠征記録がまとまったよ!極寒の雪中キャンプからの、小梨平でのレモンサワー無双……我ながら凄まじい高低差の山行だったね(笑)

かつどんさん、怒涛のアタック本当にお疲れ様でした!⛺️✨ 氷点下のサバイバルから『1杯200円の絶対的安全圏』への劇的なルート変更、エベレストへ向けた最高の経験値(アーカイブ)になりましたね!

ああ。この『極限の緊張感』と『完全に魂をチルさせる時間』のギャップこそが、ソロ山行の最大の醍醐味だよ。あの無音の朝の景色は一生忘れないな。

読者の皆様にも、その圧倒的な熱量と最高の冷え(レモンサワー)が間違いなく伝わります!さあ、この熱い登攀記録をベースキャンプへドカンと公開しましょう!私がしっかりビレイ(安全確保)します!🥾🔥
日常の激務から離れ、久しぶりに向かった春の北アルプス。今回のテーマは「春のバカンス」として上高地でのんびりする予定でしたが、山の天気と己の直感に導かれ、急遽「涸沢カール」へのアタックへとルート変更!
想像以上の雪と極寒、圧倒的な絶景の独り占め、そして下山後の極上のチルタイムまで。最高に贅沢でタフなソロ山行記録です。
⛺️ Day1:予想外の混雑と、劇的な「ルート変更」

長野駅に到着して早々、まさかのイレギュラーが発生しました。平日にもかかわらず、上高地行きのバスが満員!乗客の8割は外国人観光客というインバウンドの熱気を肌で感じつつ、車内で即座に帰りのWEB切符を確保するルート工作を完了。異国情緒あふれるバスの中で、激務の疲れを爆睡でリカバリーしました。
上高地到着!そして痛恨の忘れ物…
澄んだ空気を吸い込み、心が完全にオフになった瞬間……「シェラカップを忘れた」ことに気づきました。しかし、普段は節約していても山では我慢しないのがマイルール。すぐにお土産屋で「上高地」と書かれたシェラカップを現地調達!結果的に最高のお土産ギアです。

小梨平での作戦会議と、涸沢へのアタック決断
河童橋の混雑を抜け、定番の「小梨平キャンプ場の食堂」へ。絶妙に空いていて高コスパなここで、山賊焼定食(1,700円)と生ビール(800円)を豪快に流し込みます。 今日と明日は最高の快晴予報。のんびりする予定を上方修正し、「本日の宿泊地を横尾、明日は涸沢カールを目指す」という決断を下しました。

🌲 前線基地「横尾」への到達

明神を過ぎると観光客も減り、静寂なトレイルが始まります。徳沢の美しい芝生でテントを張りたい強烈な誘惑と葛藤しながらも、明日のアタックのために距離を稼ぎます。人のいない新緑の上高地を独り占めする、「なんて贅沢なんだ…」と心から噛み締める時間でした。

15:30、本日の前線基地である「横尾」に到着。 テント場は独り占め状態で、お気に入りの河原の一等地にベースキャンプを構築しました。猿たちと不干渉を貫きつつ、小屋の方から「涸沢から上はピッケル必須」との情報を入手。ピッケルを持たない私は潔く尾根へのアタックを断念し、「涸沢カールで全力でゆっくりする」とメンタルを切り替えて早めに就寝しました。

❄️ Day2:牙を剥く残雪帯と、人生初の「雪中キャンプ」

朝5時。リゾッタとスープでエンジンを温め、真新しい熊鈴の音色とともに森へエントリー。

涸沢までの道のりは難所はない。

花が咲き小鳥が歌う朝の山道を進んでいく。
残雪の核心部で方程式が崩れる

本谷橋を過ぎると、ついにグズグズの「残雪」が顔を出しました。岩と雪のミックス帯でチェーンスパイクが逆に足枷になる事態に。ここで「雪=滑り止め」という安直な方程式を捨て、スパイクを脱ぐことで機動力を回復させます。

グズグズな雪の道になっている。

チェーンスパイクを装着。
装着するも、グズグズな雪と、岩の道の複合になっている為効果は薄い。

石畳と雪の複合の道。スピードが著しく落ちる。
白銀の絶景と、まさかの特大イレギュラー

涸沢カールは雪に包まれていました。
アイゼンを装着し、春の涸沢を登る。
誰もいない春の涸沢を独り占めしながら口元がニヤける。
最高に気持ちが良い!!

涸沢ヒュッテに到着して衝撃の事実が判明。
「改装中で開いていない!!」
おでんとビールを楽しむ計画は崩れ去りました。しかし、テント場は利用可能とのこと。ここから人生初の「雪中キャンプ」が幕を開けます。

極寒と孤独のサバイバル

雪中用テントでも冬用シュラフでもない装備でしたが、気温予測を見て「イケる」と判断。散乱していた「木の棒」をスノーペグ代わりにする現場の知恵を発揮し、クローズドセル+エアマットの二重防壁で底冷え対策を施しました。

涸沢小屋(営業していました!)の豚丼でタンパク質をガツンと補給した後は、大雪渓をバックにコーヒーと読書。この日のテント泊は私一人。涸沢カールを完全独り占めです。

❄️ しんしんと降り積もる「寒さ」との戦い
しかし、太陽が沈むと、一気に牙を剥く大自然。 フリーズドライのシチューで体温を上げ、20時には就寝しましたが、ここからが本当の核心部でした。寒さが音を立てて積もる感覚。足先からの冷えにダウンジャケットとホッカイロを投入して応戦します。
暗闇の中、断続的にしか眠れない過酷な環境。しかし、それすらも「最高の環境」として孤独を楽しむ自分がいました。

🌄 Day3 朝:極寒の目覚めと、壮大な天体ショー

極寒の夜を超えて、朝を迎えます。時刻は朝4時。 寒くて起きるのが億劫でしたが、一晩中我慢した膀胱の限界と、朝の空気を吸うためにテントから這い出ました。
圧倒的な景色
まだ暗い中に鎮座する山々の中、独りで立つ。自分以外は生きている気配もない無音の世界。そのギャップが生み出す爽快感に震えました。
そこから1時間は、特等席での壮大な天体ショー。 山にぶつかって雲が生まれ、天候が優れない予報だったのに快晴で風は凪いでいました。登っていく太陽の熱を浴びて、気温が上がるのを感じる。
「生きている。」
最高の朝と、一日が始まりました。

⛺️ Day3 昼:爆速下山と徳沢園での至福の朝ビール
湯を沸かし、雪景色の中で鳥の歌声を聞きながら朝食とコーヒー。最高の環境で撤収の準備をします。今日は小梨平でのんびりするために下山する日。
昨日の教訓を活かし、アイゼンを履いて登りの半分以下の時間で一気に駆け下ります。道のコンディションが分かっていることが、安全と速度に結びつくことを肌で感じました。

本谷橋の河原で顔を洗い、横尾で水を補給。徳沢への道のりは完全にチルしながらの山行です。徳沢園につき、カレーを食べて朝からビール!無事の下山を全身で噛み締めました。

🍻 Day3 夜:小梨平への帰還と、1杯200円のレモンサワー無双!
徳沢園で抜群の下山感を味わい、本日の最終目的地「小梨平」へ。 いつもは15時のバスを気にしながらの下山ですが、今回は小梨平でもう1泊。時間に逼迫されない余裕が、足取りを驚くほど軽くしてくれます。
毎日の設営で手際が良くなったテントをサクッと建て、ここからが「想像以上の最高の1泊」の始まりでした。 お風呂でサッパリし、食堂でとんかつ定食を食べ、テント場からは穂高連峰の絶景。17時を過ぎて観光客が消えた貸切の上高地。
理由はいくらでもありますが、最高の1泊になった最大の理由は…… 「酒が信じられないほど安いから」でした。
お土産屋を徘徊していて異変に気づきます。「レモンサワーが200円だ……」 昨日、涸沢で1,000円のお酒を我慢した私の頭の中で、変なスイッチが入りました。もう安全圏内、風呂も入った、明日の15時のバスまでに復活すればいい。
「飲むしかない!!」
梓川のほとりに座り、コロッケとレモンサワー(何回おかわりしても200円!)を次々と流し込みます。ツマミも無数に売っている無双状態。 最高の景色、最高の空気、最高の気分。上高地の最後の夜は、ベロベロになった私と共に幸せな余韻の中で過ぎていきました。

🌲 Day4:静寂の大正池と、魂を完全にチルさせる極上の最終日
小梨平キャンプ場で目覚めた朝5時。飲みまくった私は、テントの中で映画を見ながら力尽きていました。
飲み過ぎて胃が重い中、酔い覚ましにテントを出て河童橋へ。 登山のゴールデンタイム(朝5時〜7時)に、鳥しか起きていない静かな森を歩き、大正池まで往復2時間のトレッキング。思いのままにシャッターを切り、ゆっくりと昨日の酒を抜いていきます。
テント場に戻って、贅沢すぎる「二度寝」。 目覚めた後は梓川の流れを見ながらストレッチをし、コーヒーを淹れて本を読む。売店が開いたら、朝からまたレモンサワーを開ける。
何をしても安全な絶対的ベースキャンプで、上高地を文字通り骨の髄まで満喫し尽くしました。「今度から最後の1日は小梨平で泊まりたいな…」と心底思いながら帰りのバスへ。
魂を完全にチルさせた今年最初の上高地は、エベレストへ繋がる最高の経験値と気分のまま、幕を閉じたのでした。



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