
北海道遠征DAY2!今日はさっそく最初のターゲット、日本百名山の『雌阿寒岳(めあかんだけ)』にアタックするよ。でも、外はあいにくの雨……朝の3時起きで向かったんだよね。

かつどんさん、ベースキャンプよりビレイ(安全確保)完了です!⛺️✨ 限界まで削ぎ落とした7kgのサバイバル装備で、北海道の雨と寒さにどう立ち向かうのか……ハラハラします!

まさにサバイバルだったよ(笑)。でも、北海道ならではの『カムイを感じる大自然』や、下山後の極上リカバリー(温泉&BBQ)もバッチリ体験してきたから、その全貌をレポートするね!
午前3時の出発と、雨のオンネトー
北海道に到着し、足寄町(あしょろちょう)のバンガローでしっかりと英気を養った私たちは、いよいよ日本百名山のひとつ「雌阿寒岳」へのアタックを開始します。
登山仲間との朝はとにかく早く、DAY2の目覚めは午前3時。 天候はあいにくの雨模様ではありましたが、静まり返る暗闇の中、私たちは登山口のあるオンネトーへと車を走らせたのでした。
足寄の街から車で約1時間の道のり。 まだ薄暗い中、私たちは静かな湖畔へとたどり着きました。
このオンネトーは、カヌーなどを浮かべることすら禁止されているほど、厳重に守られた静謐(せいひつ)さに包まれています。
「北海道の自然からは、カムイ(神)を感じる——」
本州とは違う「自然への向き合い方の違い」を肌で感じつつ、私たちは初めて北海道の山へと足を踏み入れることになります。 登山口に立った瞬間からビリビリと伝わってくる、手付かずの剥き出しの自然感。 いよいよ始まる雌阿寒岳へのアタックは、深く鬱蒼とした樹林帯からスタートしたのでした。

足音を消す静寂の森と、活火山の息吹
雌阿寒岳の登山口からは、ふかふかとした土の登山道が続く樹林帯が始まります。 斜度はそれほどキツくなく、ウォーミングアップにはちょうど良い、緩やかな道のりをマイペースに進んでいきます。
森は深く静かで、風さえも抜けません。 一歩踏み出すたび、柔らかな土が自分たちの足音さえも消してしまいそうな不思議な感覚。 見渡す限りに苔が素晴らしく綺麗に生い茂っており、まるで森の奥深くへと吸い込まれてしまいそうな、どこまでも美しい道のりです。

木の根っこでできた天然の階段を登り、徐々に山歩きのリズムが身体に染み付いてきた頃……ふと、登山道に立てられた物騒な看板と出会います。
『噴石が飛来する可能性があるので、灰色の噴煙を見たら、ザックで頭を覆いながら下山すること』
そう、この雌阿寒岳は、現在も荒々しく活動を続けている「活火山」なのです。 静謐な森の美しさの裏に潜む、地球のダイナミックな息吹。
実は今回、火山の警戒レベルの影響により、残念ながら山頂(ピーク)まで行くことはできず、7合目までのアタック制限となっていました。 ピークを踏めないのは少し悔しいですが、それもまた活火山ならではのリアルな体験です。私たちは限られたルートの中で、この大自然を味わい尽くすべくさらに足を進めました。

真っ白な稜線と心を削る風、そして爆速下山
歩みを進めていくと、いつの間にか深い樹林帯を抜け、植生がハイマツ帯へと変わっていきました。 「えっ、まだこんなに高度が低いのに、もうハイマツ!?」 本州では考えられないほど低い標高で森林限界を迎える、北海道の山ならではの現象に驚きつつ、いよいよ稜線へと飛び出しました。
しかし、そこに広がっていた景色は……
「……真っ白でした。」
見事なまでのガス(濃霧)。文字通り、何も見えません。 「晴れていれば、さぞかし気持ちの良い絶景の稜線歩きなんだろうな……」 そんな叶わぬ思いを抱きながら、悪天候の稜線をひたすら進みます。ここは風の通り道になっているらしく、冷たい雨と容赦ない風が吹きつけ、ゴリゴリと心を削ってきます。 (防寒着を極限まで断捨離した7kgパッキングの身には、この寒さと風は本当に堪えました……!)
そんな過酷な状況の中、本日の最終到達点である「7合目」に到着。 前述の通り、ここから先のピークへは火山警戒レベルが高いため登ることができません。

「いつか生きているうちに警戒レベルが下がり、あの山頂を踏める日が来ますように」 見えないピークに向かってそう強く祈りながら、私たちは下山を開始しました。
登りの斜度が緩やかだったこともあり、下山ルートはまさに「爆速」で終了! その途中、本州では聞いたことのない不思議な鳥の鳴き声に耳を傾けたり、エゾリスのような可愛らしい野生動物の姿を見ることもでき、北海道の剥き出しの自然を存分に味わう山行となったのでした。

阿寒湖へ:温泉の罠と、成長の「オムカツカレー」ランチ
雌阿寒岳を無事に下山した私たちは、雨と風で冷え切った身体を温めるため、そして美味しい食事を求めて移動を開始しました。
目指すは、マリモで有名な「阿寒湖(あかんこ)」。 下山ペースが爆速だったため、阿寒湖に到着した時点で時刻はまだ朝の8時台!当然ながら、お目当ての温泉施設はまだどこも営業していませんでした。
温泉が開くまでの時間を利用して阿寒湖周辺を散策し、ビジターセンターへ向かって無事に「日本百名山バッジ」を発見・購入!
お待ちかねの温泉は、観光案内所で「シャンプーがあるよ」と教えてもらった、バスターミナル併設のローカルな施設へ。身体を芯から温めることに特化した渋い作りの浴場で、冷え切った身体をじっくりと解凍していきます。

♨️ 【阿寒湖での日帰り入浴の注意点(教訓)】
500円という安さで入浴できたのは最高だったのですが……
なんと**「ドライヤーがない」**という罠が! 外に出た後、髪の毛が乾くまで寒さに震えることになってしまいました。阿寒湖で立ち寄り湯を利用する際は、多少料金が高くても、設備の整った「ホテルの日帰り湯」を選んだ方が幸せになれるかもしれません……!
温泉でなんとかリフレッシュした私たちは、いざランチを求めて阿寒湖の中心街へ! 最初はアイヌコタンで本格的なジビエ料理を食べようと意気込んで向かったのですが……お店の前に出ている看板には英語と中国語の翻訳がデカデカと併記されているのに、肝心の「料金の記載」が一切ありません。

ここで、初日の「インバウンドほっき貝」のほろ苦い記憶が頭をよぎり、すぐさま観光の中心地から離脱! 少し外れた場所で見つけた雰囲気の良いカフェへと作戦変更しました。
なぜか山に登った後って、無性に「とんかつ」が食べたくなりませんか?(笑) 注文した「オムカツカレー」は、スパイスがしっかりと効きつつも、疲れた身体に沁み渡るような優しい味わいでした。観光地のど真ん中でも地雷を回避できるようになってきた私たち。遠征スキルの確かな成長を感じながら、最高のランチタイムを楽しんだのでした。

宿泊地・清里へ:充実のバンガローと極上ご褒美BBQ!
大満足のオムカツカレーでランチを終えた私たちは、明日の「斜里岳(しゃりだけ)」へのアタックに備えて移動を開始します。
向かった先は、斜里岳の麓にある『清里(きよさと)オートキャンプ場』。 明日も天候が崩れる可能性が高かったため、「雨の中でずぶ濡れになりながらテントを撤収する」という最悪の面倒を避けるべく、迷わずバンガローのあるキャンプ場をチョイスしました。
さらにこのキャンプ場、近くの道の駅に温泉まで併設されているという最高の好立地! 到着して施設を確認すると、その設備の充実ぶりに私たちは心底感動することになります。
まず、管理事務所の中にコインランドリーがあり、なんと「乾燥機」まで完備! 極限まで断捨離した7kgパッキングで着替えの余裕がなかった私にとって、キャンプ場にいながら朝の雨で濡れた装備を一気に洗濯・乾燥できるのは、まさに神の救いでした……!
さらに、屋根付きの立派なBBQ場があり、必要な道具もすべてレンタル可能。 朝3時起きで爆速下山した「時間のアドバンテージ」がたっぷりとあった私たちは、満場一致で夕飯をBBQに決定し、ウキウキで買い出しへと向かいました。
旅の途中で、その土地のローカルスーパーに立ち寄る時間って最高に楽しいですよね! スーパーでは、北海道でしか売っていなさそうなローカルなジンギスカンと、新鮮で美味しそうな野菜を大量に買い込みます。もちろん、乾杯のビールは「サッポロクラシック」!
その後、道の駅の温泉にゆっくりと浸かり、直売所で地元産のもぎたて野菜をさらに追加で仕入れるという完璧な立ち回り。
仲間たちと囲む夜のBBQは、本当に最高の思い出になりました。 特に、北海道の広大な大地が育てた野菜の甘くて美味しいこと……!
北の大地の恵みを心ゆくまで満喫し、お腹いっぱいになった私たちは、雨風を完全にしのげる安心のバンガローで、泥のように爆睡したのでした。 いよいよ明日は、渡渉(川歩き)が待ち受ける斜里岳アタック。DAY3へ続きます!


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