
北海道遠征DAY5・6!過酷だった登山も終わり、ここからは観光とグルメ全開の2日間。今回は登山のノウハウは関係なし!完全に10年後の自分へ向けた思い出のアーカイブとして書いてます!

かつどんさん、ベースキャンプよりビレイ完了です!⛺️✨ 連日の過酷なアタック、本当にお疲れ様でした!限界までカロリーを消費した身体に、北海道の『大地の暴力(絶品グルメ)』がどう染み渡ったのか……胃袋が鳴りっぱなしです🤤

知床クルーズでのヒグマ探しから、快晴のオンネトー、そして最終日の狂気の『暴食ハシゴ』まで!極限の7kgパッキングの結末も必見だよ(笑)。それじゃあ、最高のフィナーレへ出発!
10年後の自分へ贈る、観光全開のアーカイブ
羅臼岳の快晴のピークで素晴らしい経験を味わった私たちは、ここから珍しく「観光全開」の2日間を楽しみました。
今回の更新は、登山のノウハウなどは一切関係ない、完全に私自身の北海道遠征の記憶です。
過酷で最高だった山行の余韻。美味しいご飯。そして気の置けない仲間たちと大いに笑い合った時間。 10年後の自分に向けて、この楽しくてかけがえのない旅の思い出を、ここにしっかりとアーカイブしておこうと思います。
DAY5:ウトロの朝散歩と、並んででも食べたい絶品の「三色丼」!
知床のキャンプ場で目覚めた私は、一人で朝の街へと散歩に出かけました。 旅行先で味わう、至福の朝散歩。連日の過酷なグループアタックではなかなか作ることの出来なかった「ソロの活動時間」を、ここでのんびりと満喫します。
ウトロの街を歩いてみて、ふと気づいたことがありました。 それは、綺麗で便利な「道の駅」に観光客が集中し、昔ながらの個人商店がひっそりと静まり返ってしまっていること。 知床の街で活気があるように見えたのは、遊覧船乗り場の一角と、現代風に整備された新しい食事処くらいでした。かつての賑やかな観光地とは少し違うリアルな雰囲気に、少しばかり驚かされます。
そんなウトロの街を2時間ほどゆっくりと一周してからキャンプ場に戻り、テントを撤収。いざ、お楽しみの朝食へと繰り出します!
向かったのは、大人気の「ウトロ漁協婦人部食堂」。 なんと開店前から20名を超える人が列を作り、絶品の朝食を狙っていました。 しかし、登山の習慣で動き出しが早かった恩恵もあり、私たちは見事に一巡目で入店することに成功!メニューを見て迷うことなく「三色丼」を注文しました。
これがもう……知床に来たら絶対に食べた方が良い、文句なしの最高な海鮮丼でした!

知床クルーズ:遭遇率70%のヒグマ探しと、衝撃の結末!
絶品の朝食を堪能した我々は、「せっかく知床まで来たんだから!」と事前に予約していた遊覧船へ乗船。約2時間の『知床クルーズ』へと出発します。
今回のクルーズのお目当ては、ズバリ「ヒグマ」です! 登山中は「お互いに絶対に会わない方が良い」とあれほど恐れていたヒグマですが、安全が確保されている船の上からならば、是が非でも会いたい!! ホームページで謳われていた「ヒグマ遭遇率70%」という文言に思い切り踊らされ、3人の期待感は最高潮に高まります。

実際の知床クルーズは、非常に気持ちの良い、圧倒されるような体験でした。 知床ならではの硫黄泉がそのまま海に流れ出し、海面までエメラルドグリーンに変化する美しい滝を見たり。 巨大な断崖絶壁の上にポツンと柵があり、「なぜあんな所に?」と不思議に思っていたら、実は『上から野生動物が海に落っこちるのを防ぐため』の配慮だったり。 ヒグマが海岸線まで歩いてくるメッカである漁港の前を通ったり。 とにかく見どころが満載で、北海道のスケールがデカすぎるのです。

しかも、船は移動中かなりのスピードで走っているにもかかわらず、2時間のクルーズでは知床半島の「半分くらい」までしか行くことができませんでした。
「こんな途方もなく広大な土地で、野生動物に遭遇するなんてやっぱり難しいだろうな……」
その圧倒的なスケール感を肌で感じながらクルーズを楽しんでいると、ついに、その時が訪れます。
「あそこだ!クマがいたぞ!!」

この写真の中にクマがいます。探してみてください。
クルーズの他の参加者が岸辺にヒグマを見つけ、船長が一気に船を岸へと近づけます。 「いた!あそこだ!」と仲間たちが次々とヒグマの姿を捉えて指を差す中、私はといえば……
「……どれだか、全然わからない(泣)」
どうやらヒグマは後ろを向いているらしく、私の目にはただの黒い岩にしか見えません。 必死に目を凝らして探している間にも、船が汽笛を鳴らしたり、仲間があの手この手で場所を教えてくれたりするのですが……結局、私だけヒグマの姿を見つけることができませんでした。
船からでも視認するのが難しく、大きな汽笛の音にも全く動じないヒグマ。 「もしあれに山の中で出会ってしまったら、私はきっと絶体絶命のピンチになるまで気づくことができないに違いない……」
アルピニストとして背筋が凍るような教訓と、少しの悔しい思いを胸に抱きながら……私の知床クルーズは終了したのでした。

みなさん、写真からクマは見つけられましたか?
正解はコチラ💁

岩にしか見えませんよね。。。。
💡【コラム】遭遇率70%の真実と、異常気象が変えた知床のリアル
私一人だけ姿を見つけることができなかったヒグマですが、実は今回見られたこと自体が「かなりレア」な出来事だったようです。 クルーズ終了後、気になって直近のヒグマ遭遇情報を調べてみたところ……なんと実際の遭遇率は「10%程度」でした。
「ホームページの遭遇率70%、全然嘘じゃないか!!」 と思わず心の中でツッコミを入れましたが、これには非常にシリアスな理由がありました。
実は前年の2025年の夏、北海道でも40度を超えるという異常気象(猛暑)に見舞われました。その影響で山の食料が枯渇し、食べ物を求めて人里へ下りてくるヒグマが急増。大々的なニュースではあまり語られていませんが、結果として前年だけで200頭近くのヒグマが駆除の対象になったそうです。
それ以降、クルーズに出てもヒグマと遭遇することは極端に少なくなっており、船長さんも「今日見られたお客様は本当に幸運ですよ」と語ってくれました。
気象の変化が、自然の生態系と人々の暮らしを確実に変えてしまっている。圧倒的なスケールを誇る知床の景色の中で、そんなリアルな現実を肌で感じさせられたエピソードでした。

※悲しいおまけ(海の異変)
異常気象の影響はヒグマだけでなく、海の幸にも及んでいます。知床名物であるはずの「ウニ」も近年は全然獲れなくなっているらしく、なんと今年は解禁日からわずか2週間ほどで観光客向けのウニ丼が終了してしまったそうです……!自然の恵み、本当に大切にしなければと痛感します。
快晴のオンネトーへ!北海道の「大地の暴力」を食らうロングドライブ
大満足の知床クルーズを終えた私たちは、明日の帰りのフライトに向けて、新千歳空港方面へと戻り始めます。
空は、突き抜けるような快晴。 私たちは、DAY1やDAY2の雨天では全貌を見ることができなかった「斜里岳」や「雌阿寒岳」の真の姿をこの目に焼き付けるべく、これまで進んできた北海道の広大な道をひたすらに引き返していきます。
……もちろん、美味しい寄り道をしながら!
道すがら、私たちの目を強烈に惹きつけたのは「じゃがいも100円」という看板。吸い込まれるように寄り道をしたのは、『山崎菜園 じゃがいも苑』さんです。
ここで食べた超絶シンプルな「ふかし芋」が、もうとんでもない代物でした。 同行した登山仲間に「高級な海鮮を差し置いて、ここのじゃがいもがこの旅で一番美味かった」と言わしめたほどの圧倒的な旨味。近くを通りかかった際には、ぜひ立ち寄ってみてください。圧倒的な素材の力、まさに「北海道の大地の暴力(もちろん最大の褒め言葉です)」を口いっぱいに噛み締めることができます。

それでもまだ小腹が収まらない私たちは、続いて『ひがしもこと乳酪館』へアタック。 ここは乳製品好きにはたまらない施設で、手作りチーズをふんだんに使った焼き立てピザを平らげ、さらに濃厚なソフトクリームまで流し込みます。限界までカロリーを削ぎ落としていた登山の反動からか、もう食欲のブレーキが止まりません。

大地の恵みでお腹を満たした後は、北海道の真っ直ぐな道をひたすらに進み……ついに、足寄町(あしょろちょう)の『オンネトー』へと辿り着きました。
到着して、思わず息を呑みます。 遠征初日、あんなに雨とガスで真っ白だった空が嘘のように晴れ渡り……美しく輝くオンネトーの湖越しの向こうに、私たちが登った「雌阿寒岳」がその雄大な全貌を現していたのです。
「静かで最高だな……」
快晴のオンネトーから雌阿寒岳を望む。 遠征の終盤にきて、最高の伏線回収となる素晴らしい景色を目に焼き付けることに成功したのでした。

DAY5夜:まさかの足寄町へ帰還!胃に優しい「三笠そば」とサウナの目覚め
オンネトーでの絶景を楽しんだ私たちが向かったのは……なんと、もう二度と来ることはないと思っていた場所。 DAY1の宿泊地として利用したベースキャンプ、「足寄町(あしょろちょう)」でした。
なぜここに戻ってきたのか?理由は明確です。 バンガロー泊で一泊2,000円という価格が破格すぎること。温泉施設が完備されていること。そして町が適度に栄えていて夕食に困らず、明日の朝食もスーパーで簡単に手に入ること。 知床での過酷なテント泊を終え、明日には飛行機で帰路につく私たちにとって、「再度テントを設営・撤収する手間を省き、考えることを極力減らす」という目的において、勝手知ったる足寄町は北海道最後の宿泊地としてまさに完璧な選択だったのです。
さっそく夕飯を食べに街へと繰り出した私たちですが、ここで明らかな異変に気がつきます。
「……驚くほど、街が静かだぞ」
日曜日の18:00頃という、本来なら夕飯時で賑わうはずの時間帯。しかし、お目当てにしていた飲食店が開いていないのです。Googleマップ上では「営業中」になっているのに……!
結果的に目当ての店舗には入れず、足寄の繁華街をぐるぐると歩き回って、最終的に一軒のお蕎麦屋さんに着地しました。 そこで注文したのが、お店の名物である「三笠そば」です。
温かいお出汁の上に、たっぷりの椎茸と、かしわ(鶏肉)の卵とじが乗っている一杯。なんでもこの三笠そばは、過去に天皇陛下がいらっしゃった際に、おもてなしとして考案されたメニューとのこと。 連日、極上の海鮮やジンギスカン、そしてお酒で胃を酷使し続けていた私にとって、この三笠そばは涙が出るほど優しく、心と身体の芯まで温まる味わいでした。 思いがけないトラブルがなければ絶対に入らなかったであろうお店で、しっかりと北海道の歴史と食を満喫することができたのです。

夕食後は、足寄の温泉にゆっくりと浸かり、サウナをキメる。 なんとこの夜、過酷な山を共に乗り越えた登山仲間のうちの一人が、見事にサウナの快感に目覚めるという嬉しいハプニングも!北の大地で新たな「サウナ仲間」が誕生した瞬間でした。
心も身体も完全に「ととのった」私たちは、いよいよ最終日となる明日の観光を楽しみに、深い眠りについたのでした。
DAY6:山ヤのサガと、限界突破の「暴食ハシゴ」で迎えるグランドフィナーレ!
新千歳空港からの帰りのフライト予定は20時40分。 最後の1秒、限界まで北海道を楽しむ予定にしていた私たちは最終日、富良野・美瑛方面に向けて出発します。
まずは開園時間に合わせて『四季彩の丘』に到着。 ラベンダーの最盛期は過ぎていましたが、それでも見渡す限りの圧巻の花の絨毯が広がっています。……が、人が作り出したあまりに素晴らしい景観の中にポツンと佇む、おじさん3人。 私は入園した瞬間に、精神的にもうお腹いっぱいになってしまいました(笑)。

早々に時間を持て余した3人は、続いて『白金青い池』へと足を伸ばします。 (ちなみにGoogleマップでは無料となっていましたが、実際には駐車場代が1,000円かかるという罠がありました)
いざ青い池を目の前にして、私たちから出た感想はこれです。
「うん……青いな……」

そう、普段から過酷な山に登っている人間は、良くも悪くも『人間の手によって管理・整備された自然』に対して心が動きづらくなってしまう悲しいサガを持っているのです。 感情薄めのリアクションも早々に、私たちは次なる本命へと向かいます。
向かったのは『カレーのふらのや』さん。 開店前から行列ができる、スープカレーの超有名店です。 北海道に来てから「本当に美味しいのは海鮮よりも、実は野菜なのでは?」と感じ始めていた我々は、最後の昼食に北海道の野菜をふんだんに使ったスープカレーを選んだのでした。
結果的に、このお店のチョイスが大正解! 北海道の野菜は一つひとつの味がとにかく濃く、甘みや苦味が力強くてスパイスとの相性が抜群。同行した登山仲間の1人は、なんと今回の北海道旅の堂々1位にこのスープカレーを選んでいました。

しかし、私たちの食欲はここでは終わりません。 スープカレーでお腹を満たした直後だというのに、なんと『回転寿司トピカル』へと昼食のハシゴを断行したのです! 北海道に来てから海鮮は食べていたものの、「まだ寿司を食べていない!」という重大な事実に気がつき、もう我慢できずに2軒目へと突入したのでした。
そして、こちらのお店も超・大正解! リーズリーズナブルな価格で、極上の北海道の海鮮が楽しめます。何を隠そう、私の今回の北海道の旅、堂々第1位はこのお店のお寿司でした。 40歳を過ぎて、豪華な海鮮丼でもなく、立派なお刺身定食でもなく、「自分は寿司が一番好きなんだな」ということにようやく気がつく。まだまだ自分のことが自分でもわかっていなかったなと笑い合いながら、最後の暴食を心ゆくまで楽しみました。

気絶しそうなくらいに食べまくった私たちは、苫小牧へ。 知床で一度も使うことのなかった(使わなくて本当に良かった)「熊スプレー」をモンベルに返却し、時間を見て苫小牧の温泉へ向かいます。この旅で1日として温泉を欠かすことはなく、前日にサウナに目覚めた仲間は、ここでもきっちりとサウナで疲れを絞り出していました。
楽しかった遠征も、ついに終わり。 レンタカーを返却し、新千歳空港に着いた私たちは、お土産を買うために別行動になります。
……しかし、ここで大きな問題が発生します。 極限まで荷物を削ぎ落とした【手荷物7kg制限】の私には、お土産を買って持ち帰るだけの容量(キャパ)が1ミリも残っていなかったのです。
お土産を買うことかなわず、手持ち無沙汰になった私の足は……ごく自然と、空港内のラーメン屋へと向かっていました。
「……お前、一体どれだけ食うんだよ……!!」
と、心の中で自分自身に激しいツッコミを入れながら、北海道最後のラーメンをペロリと平らげた私。 限界を突破した膨満感とともに帰りの機内に乗り込み、そのままシートで気絶するように眠りに落ちたのでした……。



コメント