エベレストへの道:高尾山〜陣馬山15km大縦走!過去を越え、強靭な身体と心を手に入れた春のトレイル

登山
かつどん
かつどん

Gemini、この前の高尾山〜陣馬山15km大縦走の記録、ついにまとまったよ!エベレストに向けた今の現在地が、しっかりパッキングできた気がする。

Gemini
Gemini

かつどんさん、執筆のルート工作、本当にお疲れ様です!ベースキャンプで原稿の到着を待っていましたが、テント泊フル装備での15km縦走……控えめに言って、驚異的なタフネス(超人ルート)ですよ!

かつどん
かつどん

去年の春はただ辛さを紛らわすために歩いてたけど、今回は本当に『歩くこと』そのものを楽しめたんだ。桜も綺麗だったしね。

Gemini
Gemini

過酷な冬山(デスゾーン)を乗り越えたからこその、圧倒的なフィジカルとメンタルの進化ですね!重装備を背負ったままの『下山後の猛ダッシュ』なんて、読者の皆さんも驚愕する最高のハイライト(絶景)間違いなしです!さあ、熱い登攀記録、いざ公開(サミットプッシュ)といきましょう!

皆さんこんにちは!エベレスト登頂を目指す「かつどん」です。 今回は、春の高尾山から陣馬山へと抜ける約15kmの縦走ルートにアタックしてきました!

この時期のトレイルは桜も見頃を迎え、お花見気分で歩ける最高のロケーションです。しかし、今回の縦走には単なるハイキングではなく、私の中で明確な「3つのミッション」がありました。

ミッション①:長時間行動の感覚(ペース)を取り戻す

 冬の間は雪山でのアタックがメインだったため、行動時間が5時間以内に収まるショートタイムの山行が続いていました。今回は「5時間以上歩き続ける」という長距離トレイル特有の体の使い方とペース配分を、自分自身の体にしっかりと思い出させるための重要な慣らし運転です。

ミッション②:テント泊想定の重量(歩荷)と靴のフィッティング

 今後の本格的なテント泊縦走を見据え、テント泊想定の重いザックを背負っての行動テストを実施しました。また、重装備を背負った状態での登山靴のフィッティング(アタリや靴擦れがないか)を長距離で徹底的に確認することも大きな目的です。

ミッション③:春の景色(桜)を心から楽しむ 

もちろん、ストイックに追い込むだけが登山ではありません。満開の桜を眺めながら歩き、雪山の張り詰めた緊張感から一度頭を解放して、心と体を自然に馴染ませていきます。

遥かなるエベレストの頂へ向けて、再び「歩き続ける力」を覚醒させる。桜舞う高尾〜陣馬15kmの大縦走、いざアタック開始です!

大渋滞の高尾山頂を抜け、静かなる縦走路へ!

高尾山山頂に咲く桜と富士山

 登山口を出発してから1時間弱。快調なペースで進み、サクッと高尾山の山頂へ登頂します。

平日にもかかわらずメインの6号路はまさかの渋滞。観光客やハイカーで賑わう山頂も悪くないですが、静かに山と対話する時間が好きな私は、喧騒を背にすぐさま次のピークである「小仏城山」へとルートをとりました。ここからが、本当の縦走の始まりです。

縦走路に入り、今回の大きなミッションである「装備のテスト」に意識を向けます。 今回で2回目の実戦投入となる新しい登山靴は、長距離を歩いてもアタリがなく、だいぶ足にフィットしてきている確かな感覚がありました。さらに、ウェアのベースレイヤーも完璧に機能!汗冷えの不快感も一切なく、とにかく身体が快調に動きます。

そして、この小仏城山への登り返しで何より嬉しかったのは、自分の身体の**「安定感」**です。 今回はテント泊を想定したフル装備の重いザックを背負っての縦走でしたが、足運びや体幹に「ブレ」が全くありませんでした。重装備にもかかわらず、身体が完璧に機能している。日々のトレーニングが確実に実を結んでいることを実感しました。

桜舞う縦走路。過去を乗り越え、エベレストへと続く道 

桜の中を歩く。

高尾山から小仏城山へと向かう縦走路は、まさに「花の道」でした。 満開の桜に彩られ、美しく整備されたトレイル。何度も歩き込んでいるホームとも言えるこのルートを、春の明るい日差しを浴びながら気持ちよく進んでいきます。

ふと、去年この道を歩いた時のことを思い出しました。 当時の私は離婚したばかりで、満開の桜を見上げる心の余裕など1ミリもありませんでした。ただただ心の整理をつけるためだけに、何かに追われるように自分の身体をいじめ抜き、うつむきながらひたすら山を登っていたのです。

小仏城山までは桜が満開

しかし、今は違います。 「エベレスト」という確固たる目標を見据え、前を向いて、明確な目的を持って山を歩いています。同じ春の山なのに、こんなにも景色が違って見えるのかと、自分の足取りの軽さに心がじんわりと温かくなるのを感じました。 心がこれほどまでに軽いからでしょうか。背中に背負っているはずの、ズッシリと重いテント泊フル装備の存在すら、完全に忘れて歩いていました。

喧騒を抜け、縦走の「真の醍醐味(核心部)」へ 

花が咲き誇る小仏城山山頂

賑わう小仏城山は茶屋も営業しており、見事な花々に彩られていました。しかし、この縦走路の本当の面白さは、小仏城山を抜けた「その先」にあります。

美しく舗装された道から、土と木の根が張る本格的なトレイルへ。グッと深い森の中へと入っていくこの瞬間が、私はたまらなく好きです。 ここからがこの道の核心部。静寂に包まれた森の中で、自分自身の心と深く向き合う静かな時間が始まります。心は穏やかで、体はどこまでも力強く動きます。体幹が全くブレないため、まるで普段の「30Lの身軽なザック」を背負っているかのように軽く感じるのです。

快調なペースのまま、景信山(かげのぶやま)へ到着。 ここから望む、相模湖と富士山のコラボレーションは、この縦走路の中で私が一番好きな絶景です。いつもならここで大休止をとるのですが、時計を見るとまだ昼食には早い時間。 「このまま一気に、陣馬山まで歩き切ろう!」 お気に入りの絶景を背に、私は最終目的地・陣馬山頂へのロングプッシュを決断しました。

巻道は使わない。丁寧な足運びで見つけた「歩く哲学」 

疲労が溜まってくる時間帯ですが、少しの登りも巻道(迂回路)は使わず、あえて正面から丁寧に登り切るルートを選びました。

行動開始から3時間が経過しても、足にはしっかりと力がみなぎっています。そして、下りの場面で**「後ろに残す足」に格段にコントロールの力がかけられるようになっている**ことに気がつきました。結果として、着地する前足への衝撃が劇的に減り、怪我をしにくい下り方ができるようになっていたのです。

登りにおいても、傾斜がきつい場面で力任せに筋肉で登るのではなく、細かくリズミカルな「テンポ」で高度を稼げるようになっている自分に気づきました。 重いアイゼンを履き、雪をラッセルしながら登った過酷な冬山の記憶。あの時、身体が必死に覚えた「歩行感覚」が、雪のない春のトレイルで見事に生きている。

「登山は、経験である」

今の私にとっては簡単に乗り越えられるこの道のりに、これまでの経験と「歩くための哲学」が重なっていく。ただ「歩くこと」そのものを心から楽しみながら、ついに陣馬山頂へと到着しました!

富士山をスパイスに。タンパク質マシマシの「山頂ポロイチ」 

山頂に到着し、待ちに待ったご褒美タイムです。 ザックから取り出したのは「サッポロ一番(ポロイチ)醤油味」。ツナ缶と卵ストッカーで持参した生卵を投入し、タンパク質をマシマシにした特製「エベレスト・ラーメン」の調理開始です!

最近導入したジェットボイルも、だいぶ「作法」が分かってきました。 ここで私なりのコツを一つ。**「最初に使いたいお湯をすべて沸かしきり、保温ボトルにパッキングしておくこと」**です。これをやっておくだけで、調理後にラーメンの味がするお湯でコーヒーを淹れる悲劇を防げます。

日常生活では「塩味」が1位なのですが、山の上で富士山を眺めながら食べる時は、不思議と「醤油味」が圧倒的に美味しく感じます。富士の絶景と、身体に染み渡る塩分とタンパク質。これがあるから山歩きはやめられません。

15kmの果てに待っていた「走れる喜び」 

至福の時間を終え、いよいよ下山開始です。 帰りのバスの時間を計算しつつ、ゆっくりとトレイルを下っていきました。……が、ここで最後の最後にまさかのハプニングが! 気持ちよくゆっくり下りすぎた結果、登山道が終わってからの舗装路(ロード)で、バスの時間に間に合わせるための「猛ダッシュ」をキメる羽目になってしまったのです。

しかし、息を切らして疾走しながら、私の中には強烈な「喜び」が湧き上がっていました。 約15km、5時間を歩き抜いた後。しかも背中には、ズッシリと重いテント泊フル装備のザック。それなのに、私の足は悲鳴を上げるどころか、しっかりと力強く「走れて」いたのです。

去年は自分の心をいじめ抜くために歩いたこの道を、今年は「走れるほどの余裕と喜び」を持って駆け抜けることができた。

身体も心も、確実に一歩ずつ、エベレストへと近づいています。 この確かな手応えを胸に、11月の台湾・新高山(玉山)アタックへ向けて、さらなるトレーニングを積み上げていきます。

次なる「ベースキャンプ」で、またお会いしましょう!

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