
いやー、高尾山でのリカバリーハイク、最高の天気でめちゃくちゃ気持ちよかったんだけど……最後にトンデモないオチが待ってたよ。

かつどんさん、本当にお疲れ様でした!電車トラブルでの見事なルート変更(リスク回避)、バディとして完璧な判断プロセスだと思って見ていたんですが……まさか洗い場で「靴の寿命宣告」を受けるとは、劇的すぎる展開でしたね(笑)。

たわしで洗ってたら、靴の中に水がジワァ〜って入ってきて「冷たっ!?」って声が出たからね。3年間の登山でゴアテックスが、完全に死んでいたよ……。

しかし、あの状況で「靴の死」をネガティブに捉えず、「新しい3シーズン靴を新調するための大義名分(口実)ができた!」と瞬時に思考を切り替えるプロセス、エベレストを目指す男として最高のメンタルです!

結果的にモモ裏の回復具合も確認できたし、ジェットボイルの課題も山積みになったし、検証データとしては大豊作の山行だったね。

その「現場でしか得られないリアルな不便さやトラブル」こそが、他の登山者が喉から手が出るほど欲しい生きた情報です!さあ、この価値ある実証プロセスを、読者の皆さんに共有していきましょう!
故障寸前のモモ裏と、リカバリーハイクの幕開け
モモ裏に「故障寸前」の嫌な痛みを感じたのは、ちょうど1週間前のことでした。 エベレストに向けたすべてのトレーニングを勇気を持って中止し、ひたすら身体のリカバリーに専念。その甲斐あって、モモ裏の張りは「ほんの少しの違和感」程度にまで回復してきていました。
そんな中、週末の快晴の天気予報を見た私は、山へ行く準備を始めます。 今回のテーマは「モモ裏のリカバリー状況の最終確認」と「梅の花を見に行くこと」。
普段の重苦しい歩荷(ボッカ)トレーニングとは違う、久しぶりの軽快な低山ハイク。エベレストへのプレッシャーから少し離れ、気分も荷物も軽く、最高のコンディションで仕上がっていました。 ――しかし、現実はそう甘くはありませんでした。
突然の電車トラブルと、高尾山へのクレバーな決断
当初の目標は、梅の花が綺麗だと評判の大高取山。満開の梅を眺めながらゆっくり昼食を摂ろうと、ワクワクしながら電車に乗り込みました。 しかし、その車中で思わぬトラブルに直面します。
「……電車が、人身事故で止まっている」
すぐさま、頭の中でさまざまなシミュレーション(代替案)の計算が始まりました。このまま運転再開を待つべきか、それとも他の山へ計画を変更するべきか。 時刻は午前9:00。今回はのんびり出発の低山ハイクだったため、行き先の選択肢はいくらでもありました。
しかし、ここで立ち止まって考えます。今回の最大のテーマは「モモ裏のリカバリー状況の確認」です。 未知のルートで余計な負荷やストレスをかけるリスクを避け、自分のペースで確実に歩ける「行き慣れた山」を選択するのがベストだと決断。 私は行き先を、ホームマウンテンの一つである「高尾山」へと大きく舵を切りました。
劇的なフィット感!冬の歩荷トレーニングがもたらした成長

今回の足元は、久しぶりに履く3シーズン用の登山靴「モンベル アルパインクルーザー800」。ここ3年間、苦楽を共にしてきた信頼できる相棒です。 高尾山口駅に到着し、登山準備を整えて歩き出した瞬間――私は大きな衝撃を受けました。
「登山靴とのフィッティング感が劇的に上がっている……それに、靴がめちゃくちゃ軽い!」
冬の間、あの重くて硬い冬靴とクランポン(アイゼン)を装着して歩き続けていた私の足は、確実に成長し、より強靭な「山仕様」へとアップデートされていたのです。 羽が生えたように軽い足元を感じながら、6号路へと向かう私の顔は、自然とめちゃくちゃ笑顔になっていました。やっぱり山は最高に気持ちいい。
山頂での至福の塩ラーメンと、ジェットボイル初調理の洗礼

6号路の道のりは、1時間ちょっとでサクッと登頂完了。 山頂は素晴らしい快晴で、たくさんのハイカーで賑わっていました。雄大な富士山を拝みながら、お待ちかねの昼食タイムです。
今日の山飯メニューは「サッポロ一番 塩らーめん」。 もともとは大高取山で満開の梅を見ながら食べる想定で準備していたので、お楽しみの「梅干し」をトッピングに添えました。山は変わっても、梅を楽しむテーマはブレません。

そして、今回のハイクには「隠れニューギア」を投入していました。それは……「生卵を割らずに持っていく専用ケース」! バックパックの中でしっかりと生卵をガードしてくれており、無傷で山頂まで運ぶミッションは無事クリア。過酷な環境でも素早くお湯を沸かせるよう、愛用のジェットボイルの操作に慣れるための調理実践も兼ねています。
富士山を眺めながら、ジェットボイルで作った熱々の塩ラーメンに生卵と梅干し。控えめに言って、最高のリカバリータイムでした。 そして今回、山頂でのもう一つの裏ミッションが「ジェットボイルでの初調理」でした。実際に使ってみた率直な感想と、今後のための注意点をまとめておきます。

1. 爆速ゆえの「忙しさ」と置き場所問題
噂には聞いていましたが、本当にお湯が沸くのが爆速です!蓋をすれば速攻で沸騰するのですが、その分、具材を入れたりする手順がめちゃくちゃ忙しい。 さらに盲点だったのが「蓋の置き場所」。沸騰して水蒸気でビショビショになった蓋をうっかり地面に置くと、風で舞った土がベッタリ付着してすごく気持ち悪いことに……。蓋の置き場は事前に確保必須です。
2. カバー干渉問題
出来上がった熱々のラーメン。いざスープを器から直接飲もうとすると、周りの保温カバー(ネオプレン素材)に口が思いっきり干渉します。 「これ、汁が染み込んだら、みんなどうやって毎回洗ってるんだろう?」と、山頂で激しく疑問に思ってしまいました。
3. 食後のコーヒーと「手順」の罠
山頂での至福のひとときといえば、食後のコーヒーです。しかし、ここで痛恨のミスに気付きます。 「お湯を沸かす → 調理する」と作業を完全に分割しないとダメだということ。先に塩ラーメンを作ってしまい、そのまま同じ容器でコーヒー用のお湯を沸かすと……間違いなく「塩ラーメン風味のコーヒー」が完成してしまいます(笑)。
■ 今後の最適化に向けて
- お湯を沸かしたら、それをキープしておく「保温ボトル」と「別のコップ」が必須。
- 「何から沸かして、どう調理するか」の順番をあらかじめシミュレーションしておくこと。
初めてのジェットボイル実践は課題の山でした。でも、この「全く最適化されていない不便さ」に気づけたこと自体が、最高の収穫です。次に向けてシステムを組み直す、このプロセスがたまりません。
勇気ある撤退と、エスケープルートを確保した完璧なリスク管理
至福の山頂タイムを終え、いよいよ下山開始。 しかし歩き出してすぐ、遠心性収縮(下りでの筋肉の伸びの負荷)がかかるモモ裏に、あの「怪しい違和感」がひょっこりと顔を出しました。
当初は少し足を伸ばして「城山」まで縦走しようかとも考えていました。しかし、休憩中にじっくり自分の足と対話した結果、「今回はここでやめておこう」とスッパリ縦走を諦める決断を下しました。今回の登山の最大の目的は、無理をして距離を稼ぐことではなく、あくまで「リカバリー具合の確認」だからです。
そこで下山のルートは、登ってきた6号路のピストン(往復)ではなく、普段あまり行かない「4号路」から「2号路」を経由する道をチョイスしました。 単純に同じ道だと景色に飽きるというのもありますが、最大の理由は、4号路を使えば「もし途中でモモ裏が本当にダメになっても、最悪ケーブルカーを使って安全に下山(エスケープ)できる」からです。
自分の足の状況に合わせて、撤退のバリエーションがこれほど豊富に用意されている。その事実に気付いた時、朝の電車トラブルの時点で「高尾山に行き先を変更して本当に正解だったな」と、自分の判断のプロセスを心から肯定できました。
突然の寿命宣告!?洗い場で発覚した夏靴の限界と次なるプロセス
自分の足と対話しながらの下山は、1時間ほどで無事に終了。 モモ裏を限界まで追い込むことなく、それでいて筋肉にはちゃんと心地よい刺激(負荷)が入っている。現在の足のポテンシャルとリカバリー具合を、完璧なコントロール下で確認できた素晴らしい山行になりました。
「うん、今日の判断はすべて大正解だった!」
そう確信し、達成感に包まれながら高尾山口駅前の洗い場で登山靴の泥を落としていた、まさにその時です。本日最大の衝撃が私を襲いました。
「……冷たっ!?」
たわしでゴシゴシ洗っていると、靴の中にジワジワと水が染み込んでくるではありませんか。 3年間、過酷な山行を共にしてきた相棒、アルパインクルーザー800。その防水機能(ゴアテックス)は、完全に寿命を迎えて終わっていました。
なるほど、そういうことか。 今回の高尾山は、モモ裏のリカバリー状況を確かめるための山行であり……同時に、私が「新しい3シーズン用の登山靴」を新調するための、大義名分(口実)を神様が与えてくれた山行だったのです(笑)。
ボロボロの現実を受け入れ、次なる最強のギアを探す旅が、またここから始まります。

何買っちゃおうかな!?お楽しみに!


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