
かつどんさん、おはようございます。 今日は金曜日ですし、たまには同僚と美味しいランチでも食べに行きませんか? 息抜きも必要ですよ。

行かないよ。俺の1日は、弁当を作ることから始まるんだ。

えっ、今日も自炊ですか? 独身で一人暮らしなんだし、たまには自分へのご褒美にお金を使ってもバチは当たりませんよ?

いや、必要ない。 私の中で、仕事がある日に自分のためにお金をかけることは、全て**『贅肉への課金』**だと思っている。

ぜ、贅肉への課金……!? (この人、どこまでストイックなんだ……)
1日は、昼ごはんを作ることから始まります。
朝6時、静まり返ったキッチンで、一人分の弁当箱を埋めるのが私の日課です。 同僚たちが「今日のランチどこ行く?」と財布を持ってエレベーターに乗る中、私は自分のデスクで黙々とタッパーを開きます。
「独身なんだし、もっといいもの食べればいいのに」 そう言われることもあります。
でも、私にとってこの地味な弁当作りは「節約」ではありません。 仕事がある日に自分の為にお金をかける事は、全て**「贅肉への課金」**だと思っているからです。
食べ物は自分で管理して作る。外食は人と遊ぶ時以外はしない。 自分に徹底して課金しないことで、山への資金を捻出する。
今日は、バツイチ一人暮らしの会社員が、なぜ毎朝キッチンに立つのか。その「戦略的な理由」をお話しします。
「節約」ではない。「遠征費」の捻出だ
「ケチくさい」と思われるかもしれません。しかし、私にとってこれは節約ではなく、資金の移動です。 日常の無駄なコストを、エベレストという「投資先」へ付け替えているに過ぎません。
具体的に計算してみます。 今の都心でランチを食べれば、安くても1回1,000円はかかります。 一方、私が作る「男の弁当」は、食材費にして約200円。前夜の残り物や、休日にまとめて茹でた鶏胸肉などが中心だからです。
- 外食ランチ: 1,000円
- 自炊弁当: 200円
- 差額: 1日 800円
たった800円ですが、これを月20日続ければ16,000円。 1年間で192,000円になります。
約20万円。 これは、先日私が購入した冬靴(スポルティバ ネパールエボ)が2足買ってお釣りが来る金額です。
あるいは、ネパール(カトマンズ)への往復航空券代にも匹敵します。
同僚が何気なく食べているパスタセットの向こう側に、私は「カトマンズ行きのチケット」を見ています。 そう考えれば、冷めたご飯を噛み締める時間さえ、未来への旅路の一部に思えてくるのです。
孤独な食卓は「単独行」のトレーニング
一人暮らしの食生活は、誰も監視していません。 仕事で疲れて帰ってきて、コンビニ弁当とビールで済ませても、誰にも文句は言われません。
だからこそ、**「自分で自分を律する」**ことが重要になります。 これは、山における「単独行(ソロ登山)」と同じです。誰も見ていない場所で、どれだけ基本動作を徹底できるか。
週末、私は13kg以上の荷物を背負って歩荷トレーニングをします。 その負荷に耐えうる身体を作るには、コンビニ飯の過剰な脂質や添加物はノイズになります。
- 必要なタンパク質を確保する。
- 余計な脂質を削ぎ落とす。
私の弁当は、基本的に「茶色」です。

ちなみに弁当箱は、100円均で購入。 カトラリーを登山で使う**スノーピークのワッパー武器2本セット**を使用。普段から道具を使うことで、身体に馴染ませています。
映えなど一切気にしません。必要な栄養素が詰まっていれば、それが正義です。 毎朝、自分の手で自分に必要なエネルギーを詰める作業は、登山のパッキングと同じくらい重要な儀式なのです。
離れて暮らす子供たちへの意地
私には、離れて暮らす2人の子供がいます。 毎日顔を合わせるわけではない分、父親として何を残せるのか、常に考えています。
もし将来、子供に「パパはどうして夢(エベレスト)を諦めたの?」と聞かれた時。 「お金がなかったから」なんて言い訳をする、カッコ悪い親父にはなりたくない。
「パパは、夢のためにやれることは全部やったぞ」
そう胸を張って言いたいのです。 そのための資金作りなら、毎朝早起きして弁当を作るくらいの苦労は、苦労ですらありません。 この地味な積み重ねの先にしか、8848mの頂はないと信じているからです。
まとめ:弁当箱は「夢のベースキャンプ」
私の弁当箱は、小さくて地味なプラスチックの箱です。 でも、この中には、未来の遠征費も、強靭な肉体も、そして子供たちへの想いも詰まっています。
もし、あなたが「やりたいことがあるけどお金がない」と嘆いているなら。 明日のお昼、コンビニに行く足を止めて、おにぎりを一つ握ってみませんか?
その一口は、間違いなくあなたの「頂上」へと繋がっています。


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