私が実際に使っている登山道具を紹介するシリーズ。
第一回は相棒となっている、モンベルの登山靴について紹介して行きます。細かい道具のスペックはもっと詳しい紹介があるので、私なりの紹介の仕方で楽しんでいただければと思います。
1. 登山靴に4万円も出せない! 知識ゼロの私がモンベルを選んだ理由
きっかけは、会社の健康診断の結果でした。
「このままではマズい」。突きつけられた数値と、鏡に映る自分。
同じように体型と運動不足に悩む仲間を見つけ、勢いで決まったのは**「4日後に筑波山に登る」**という無謀な計画でした。
登山を始めると言っても、右も左もわかりません。知識ゼロからのスタートです。
「せめて怪我だけは避けたい…」
そんな一心でモンベルに駆け込み、私は店員さんにこう言いました。
「初心者ですが、いつか富士山まで行ける登山靴を探しています」
2. 安い靴で大丈夫? 低山で感じた「日本人の足」へのフィット感
店員さんは私の足を見ると、開口一番こう聞きました。
「お客様、体力に自信はありますか?」
「もちろん、ありません」
私は食い気味に答えました。
すると店員さんはニッコリ笑って、一足のハイカットの登山靴を持ってきてくれました。
「それなら、足首までしっかり覆うこのタイプがいいですよ。疲れて足元がふらついた時、ハイカットなら捻挫のリスクをグッと下げてくれます」
「捻挫を防ぐ」。
運動不足の私にとって、その言葉は輝いて聞こえました。
試しに足を入れてみると、まるで足首にギプスを巻いたような、ガッシリとした固定感。「守られている」という安心感がすごい。
店内のテスト用スロープ(斜めの台)を歩かせてもらうと、靴が地面を噛む感触が伝わってきます。
「あ、これなら山を歩けるかもしれない」
ただの買い物だったはずが、鏡に映る登山靴を履いた自分を見て、まだ見ぬ山へのワクワクが込み上げてくるのを感じました。
店員さんはダメ押しの一言をくれました。
「この靴(アルパインクルーザー800)ならスペックも十分です。冬の雪山に行かない限り、買い換える必要はありません。長く使えますよ」
『安全』と『長く使える』。
理屈は完璧です。でも…レジに向かう足取りは少し重かった。
「たかが靴に2万円か…」
当時の私にとって、それは清水の舞台から飛び降りるような思い切った投資でした。
3. 【検証】槍ヶ岳の岩場 vs アルパインクルーザー800

「2万円は高かったかな…」
そんな購入当初の迷いは、山へ行くたびに消え去り、やがて確信に変わりました。
あれから2年。
私は筑波山から始まり、八ヶ岳、そして北アルプスの槍ヶ岳へと挑戦のレベルを上げていきました。背中のザックには、水や食料、テント泊装備が詰め込まれ、その重量は15kgを超えることもあります。
それでも、私の足元は一度も揺らぎませんでした。
槍ヶ岳の垂直に近いハシゴ場でも、ゴツゴツした岩稜帯でも、アルパインクルーザー800はびくともしません。
重い荷物に押し潰されそうになっても、硬いソールがガッチリと岩を噛み、私の体を支え続けてくれる。
「この靴なら、どこへでも行ける」
いつしか、恐怖心よりも信頼感が勝るようになっていました。
もちろん、ヒヤリとする場面もありました。
疲労がピークに達した下山時、石に足を取られ、グキッと足首を捻りそうになったことは一度や二度ではありません。
ですが、その度にガッチリとしたハイカットの足首周りが「壁」となり、深刻な捻挫から守ってくれました。もしスニーカーだったら、そこで私の登山人生は終わっていたかもしれません。
今、玄関にある靴を眺めてみます。
2年間の激闘で、ソールは少し削れ、泥や傷がついています。でも、その傷の一つ一つが、私たちが一緒に見てきた絶景の記憶です。
「最初にこの靴を選んで、本当によかった」
ボロボロになった相棒を前に、心からそう思います。2万円という投資は、決して高くはありませんでした。
5. 【まとめ】道具の値段で夢を諦めるな。この靴で最初の一歩を。

もし、あなたがこれから登山を始めようとしていて、「どの一足を選べばいいかわからない」と迷っているなら、私は胸を張ってこの「アルパインクルーザー800」をおすすめします。最初の一足として、これ以上の相棒はいません。
ただし、一つだけ約束してください。
必ずお店に行って、店員さんに相談し、実際に足を入れてから選んでください。
ネットでポチる前に、プロのアドバイスと自分の足の感覚を信じること。それが、長く歩き続けるための唯一の近道です。
極端な話、ウェアはユニクロでもジャージでも、最初はなんとかなります。
でも、全体重を支える「足元」だけは、信頼できる装備を整えてください。足元に不安がなければ、登山は驚くほど楽しく、安全なものになります。
玄関で靴紐をギュッと結び、一歩外に出てみてください。
その地面は、近所の低山にも、憧れのアルプスにも、そして世界の頂にも繋がっています。
しっかりした靴さえあれば、私たちはどこへだって行けるのです。
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購入はオフィシャルサイトからが安心。
購入前にショップで試し履きをすることをお忘れなく。
足元は最重要。厚手の靴下を履けば完璧です!!ご一緒にどうぞ↓


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