働き詰めのゴールデンウィークも終わり、休みに辿り着いた5月7日。
埼玉県の伊豆ヶ岳を縦走してきました。前日に雨が降ったこともあり、山の中は最高の空気感。今回も写真をいっぱい撮ってきました。一緒に楽しんで、振り返りましょう。
吾野駅〜登山口



山に登らなかったら来ることのない駅。吾野駅(あがの)。読めない。
当日は晴天。前日に天気調べたら晴れていたので、急遽決めた山行です。全長14kmとなかなかのボリュームの山行。初めての山域なのでワクワクしながら歩きます。
山に入るまでの道のりで迷子に…



歩き始めて10分。道に迷う。
地図と格闘しながら、全く違う道をいったりして民家に突入しそうになる。
それにしても吾野の看板は面白い。走り屋が多いのかな?妙に味のある看板にニヤリとしながらパシャリ。3分ほど彷徨った挙句…

坂道の上に正解の道を発見。事業所があって、私有地にしか見えない場所が正解でした。埼玉県は標識出すとか、登山者への配慮があった方が良いと思う。山梨と、東京の山には登山口までの誘導で迷うことは少ない。
正解の道を見つけて、慎重に進みます。




途中からは道標も出てきて、迷わずに歩けるようになる。登山口までひたすらに道路を進む。1時間程の登山口までの道のり。登山口まではイントロ。イントロの長い山は苦手だなあ。



シャガの花が満開に咲く中を歩く。ロードサイドはずっと渓流添い。ぐっとくる場所で写真を撮る。

浅見茶屋が見えたら、登山口はもうすぐ。
登山口〜子の権現

登山口に到着。入り口の橋の名前は『降魔橋』。凄い名前だな。
山道となり、大きく深呼吸。雨の後の山の匂いは最高でした。



山道は土の道。歩きやすく、迷いづらい一本道。
開けた場所では、関東平野を見渡せる。天気は最高。いつもと違う景色をたっぷり楽しみながら進む。
子の権現


子の権現(ねのごんげん)に到着。
事前情報なしに歩いているので、トイレがあってホッとする。縦走中に神社があるレアケース。参拝していこう。




足腰の神様!!
登山道の途中にあるのは素晴らしすぎる。本堂は近くは草鞋推し。足腰の神様だけあって、絵馬も草履。小さくて、素敵な堂内。
『100歳まで元気に山に登れますように』
しっかり神頼みして、伊豆ヶ岳に向かって進みます。





子の権現〜伊豆ヶ岳




子の権現からは尾根の縦走。歩きやすい道のりを歩きます。
天目指峠までは迷いやすい道なし。一部道路の封鎖情報もありましたので、載せておきます。


今回の縦走では、いくつかの山頂を越えて行くが、眺望は今ひとつ。
目的地にしている伊豆ヶ岳は良い山頂だといいなと思いながら進む。当日は風が強く吹いており、700m付近では肌寒く感じる。Patagoniaのフーディニジャケットを羽織る。オールシーズンお世話になりっぱなしの最高のジャケット。



伊豆ヶ岳 昼食




山桜咲く、伊豆ヶ岳に登頂。
小さな神様が祀られていました。タバコの箱くらいの大きさ。
埼玉県の名前の由来にはアイヌ語が語源であることが多い気がする。私の地元である幸手市(さってし)もアイヌ語が語源だった。



伊豆ヶ岳頂上は眺望良し。
関東平野を見下ろしながら、ゆっくりと調理できる十分なスペースがあります。到着は11時40分。登り初めてから4時間で食べる昼食は最高の味に違いない。
本日はサッポロ一番味噌ラーメン。肉と野菜を一緒に煮込む。
袋麺は『軽い、安い、美味い』三拍子整った登山の最高のお供だと思う。温かさが体に嬉しい。肉と野菜が良いもの食べてるなって、心を豊かにしてくれる。夢中で食べて、山頂でしばしゆっくり。

伊豆ヶ岳〜正丸峠


伊豆ヶ岳には急な斜面の男坂があって楽しみにしてました。残念ながら、男坂は現在封鎖中。これを目当てにしていた訳ではないけど、最近は夏のアルプス縦走のために岩場を狙って登山していたので、物足りなく感じる。
諦めて正丸峠に向かいます。イニシャルDでしか聞いたことのない峠。走り屋向けの看板とか、遠くの方から時たま聞こえるスポーツカーの排気音は正丸峠に向かうものだったのかな?



いくつかの山頂を越え、緑萌える山行。
正丸峠には衝撃の人工物がいきなり現れます。山小屋かと思ったら、立派な飲食店。電気も通っていて、道に面しています。謎のジンギスカン推し。シーズン中は営業してるのかな?正丸駅から、伊豆ヶ岳の周回コースの場合は営業していたら絶好の場所にあります。やってる時にきて、名物の定食食べたい!




正丸峠〜正丸駅

今回の山行のハイライト
まさかの駅までの下りが一番気持ちが良い道という懐の深さ。正丸峠から正丸駅への下りは渓流下りのようになっていて、前日の雨も手伝って水量が多く、とても素晴らしい下山となりました。

足元には水が流れる。
渓流を降りながら、思うがままに写真を撮ります。雨に濡れた山の中は最高の環境でした。選りすぐりの写真を載せておきます。
山から流れる水と共に、下山する。
また来たいなと思える、良い山行でした。







まとめ

埼玉県の関東ふれあいの道を走破する縦走は天気に恵まれ最高の山行になりました。
イントロ(登山口)まで長めですが、わかっていれば全長14.5kmの道のりは気持ちよく歩けるちょうど良い距離に感じました。この時期はツツジ、シャガ、山桜を初め色とりどりの花が咲き、若葉で山が萌える。正丸峠からの下山は雨の翌日が本当におすすめです。
誰でも楽しめる良い山。また行きたいなと思います!
服装
- Patagonia フーディニジャケット
- Patagonia クールメリノシャツ半袖
- Patagonia アルティビアライトアルパインパンツ
- mont-bell メリノウールトレッキングソックス
- RIDGE MOUNTAIN GEAR ベーシックキャップ
装備
- mont-bell アルパインライトパック30
- mont-bell U.L.フォールディングポール
- mont-bell アルパインクルーザー800
コメント
雨上がりの新緑がいい!この季節にしか見られない色で、カラフルな草花も可愛い。山登りの道中の説明も楽しげで、次回の登山者には耳寄り情報満載!この日の昼食サッポロ一番みそラーメンも、さぞかし美味しかっただろうな〜なんて写真を見ながら、まるで自分が行ったような気がしてくる。